メリット・デメリット

民事再生には、メリットとデメリットがあります。まず民事再生のメリットとして挙げられるのが、自己破産の場合には処分することが求められる、住宅や自動車などの財産を残したままで、借金整理を進めることが可能なことです。つまり、住宅ローン以外の借金を大幅に減額することで、月々の返済負担を減らすことができます。また、自己破産のように財産処分や一定の職業につけないなどの資格制限(弁護士、司法書士、税理士、公認会計士、弁理士、公証人、古物商、宅地建物取引業者、質屋、警備業など)が一切ないのも民事再生のメリットの一つです。

民事再生のデメリットとしては、借金が大幅に減額されても、返済義務が残るという点です。そのため、住宅ローンは基本全額返済が必要ですし、その他の借金については減額された借金を、裁判所に認定された再生計画に基づいて、原則として3年間でスケジュール通り返済していく必要があります。また、民事再生手続きをすると、自己破産と同様に、信用情報機関に民事再生手続きをしたことが登録されてしまうため、5~10年間ほどの期間新たな借金をすることや、新規でローンを組むことが難しくなることを理解する必要があります。